ヨウ素価とは物質の酸化されやすさの評価に用いられる値の一つで、
食用油の酸化されやすさを示す値として広く用いられています。
酸化反応によりヨウ素が結合する量を表したもので、
ヨウ素価が小さいほど酸化されにくいと言えます。
食用油のヨウ素価の目安
(単位: gI
2/100g)
大豆油 |
130 |
なたね油 |
115 |
ゴマ油 |
110 |
オリーブオイル |
85 |
ココナッツオイル |
10 |
中鎖脂肪酸オイル (MCT) |
0.5 |
※数値はあくまで目安であり、実際の測定値はものにより多少異なります
サラダ油としてよく使われる大豆油が130なのに対し、一般的に酸化に強いことで知られるオリーブオイルは85と低い値を示すため、それだけ酸化されにくいということがわかります。しかしながら、話題のココナッツ油は10と非常に酸化されにくく、さらに中鎖脂肪酸オイル(MCT)は0.5と極めて酸化されにくい油であることがわかります。