中鎖脂肪酸は、パームやココナッツなどヤシ科の植物に多く含まれる脂肪酸です。
中鎖脂肪酸からなる油はMCTオイルとも呼ばれます。(MCT:Medium Chain Triglycerides=中鎖脂肪酸トリグリセライド)
食用油としてなじみの深いサラダ油などは主に長鎖脂肪酸を含みますが、これに対し中鎖脂肪酸は体内での分解が早く脂肪になりにくいと言われています。
また、中鎖脂肪酸は分解により効率よくケトン体を作ることが知られています。
このケトン体は、ケトン体質ダイエットといった食事療法の分野や、ブドウ糖に次ぐ脳のエネルギー源として、アルツハイマー予防の分野などで近年注目を集めています。